エステスクールを開設して15年が経過しました。
レッスンの途中の休憩時間や、スクールが終わってから勉強熱心な方からよく聞かれるのが、
「何かお薦めのほんはありますか?」という質問です。
いつ聞かれても、だいたいこの4冊をお伝えする事が多いのですが、『わかる中医学入門』と『体表からわかる人体解剖学』は、これからセラピストやエステシャンになる方には、少し難しく感じるかもしれません。
一度、うちのリカバリークレンズ講座や、中医学講座を受けた方でしたら、基本が頭に完全に入っていますので、パラパラと読んでみても、かなりレベルの高い復習になります。
せっかくなので、少し内容をご紹介したいと思います。
『体表からわかる人体解剖学』
この本の特徴は、
●身体の中にある骨や血管、神経などを体表に書いてくれていますので、非常に分かりやすいです。
●セラピストやエステの施術者が読んでも、簡単な解剖解説が分かりますいと思います。
●レントゲン写真や超音波の医学写真も掲載してくれていますのでレベルの高い内容です。
以上のような内容なので、この本を購入されてサロンに置いて、時間ができた時にチラッと読んだり、例えば明日、背中の施術をするのでいつも以上にしっかりアプローチしたい場合など参考になると思います。
ただ、高い内容の書籍ですので、ある程度の知識がある方がよりこの本を活用できますので、
是非、サロンリピート率アップ講座の『解剖学を学んでカウンセリング力強化講座』を受けて頂き読んでいただければ最高だなぁ…と思っています。
『孫子の兵法』
『孫子の兵法』が著されたのは、今からおよそ2500年前の中国です。
当時の中国は春秋戦国時代の末期にあたり国家間の戦争が絶えなかったそうです。
こんな大昔に書かれた本がビジネスに??と思われるかもしれませんが、どんなビジネス本よりも、真っ先に読むべき本ではないかな…と思います。
これから、サロン経営の道を歩むので是非お手に取って何度も読んでみて頂きたいと思っています。
この本には、13の基本戦略が書かれています。
1番目は始計(しけい)篇
▶事前に的確な見通しを立ててかかれ
2番目は作戦篇
▶速戦決定で早期に収束を心がけよ
3番目は謀攻篇
▶戦わずして勝つことが最善の勝利
4、5、6、、と続き
最後の13番目は、用間(ようかん)篇
▶情報収集・謀略活動に力をいれよです。
これは意思決定に利用可能な真実味の高い情報、それを得るための活動や組織を指します。
随分前にどなたかに紹介されて読み始めました。読んでいくと、仕事に大いに役立つことがわかってきたのです。
他の著者の方もいますが、私は守屋淳さんの本が読みやすかったです。
悲しいかな、施術の技術だけが上手くてもサロン経営は上手くいきません。
サロンを知って頂きその施術の良さを知っていただくためにも、サロンメニューの設定・クーポンやお試しコースの打ちだし方、利益のでる金額の設定、自社のサロンのうりなど、きちんと把握し組み立て戦略をねらなければうまくいきません。
当スクールでは施術者のサロンオーナー様が目指す
サロンづくりに役立つサロン運営講座をご用意しています。
講師は数年にわたり毎月確実に数字を上げている者が担当しています
『薬膳・漢方 食材&食べ合わせ手帳』
今までたくさんの薬膳の書籍を買ってきました。
先ほど数えたら、14冊も買っていましたがこちらの書籍が一番分かりやすく、そして使い易いですね!
便秘解消/冷え症改善/血栓予防/老化防止/ストレス緩和/疲労回復・・・などな様々なお悩み別にもなっていますし、薬膳データ以外に現代医学としての栄養成分もきちんと書いてくれています。
ちょっとした調理方法や食べ合わせについても丁寧に書かれていますの時間がある時にパラパラ読みしているだけでも役立って面白い本ですよ。
カウンセリングの時のお客様へのアドバイスや、お客様から「美肌効果のある食べ物はありますか?」「最近、胃の調子が悪くて…何かいい食べ物ありますか?」などの質問の際にも役立ちますので、お薦めの一冊です。
『わかる中医学入門』
中医学の本で一番いい本は何ですか?と聞かれたら間違いなくこの本をあげます。
がしかし、この本も一番最初の人体解剖学の本と同様に、基本的知識が全くない場合は、読み込むのにハードルが高いかもしれません。
そして、写真や絵が全くと言っていいほどないので文字だけで読み込まないといけないので、できればN&Iエステスクールの中医学スクールの方で開講している、中医学経絡の1日講座や3日講座など、いずれかを受けて頂いてから読んでいただきますと、おそらく飛躍的に中医学の理解と、サロンでの接客時やカウンセリングで役立つことが間違ありません。
特にこの本の凄いところは、1冊で陰陽五行説、臓腑学説、経絡学、中医診断術、漢方、経穴など分かりやすく全てが説明されている点です。